こんにちは、トシです。
単元未満株について知っていますか?
1株から購入できるため少額からの資産運用が可能な一方、少額投資では手数料が高くついたり、株主優待券を貰えなかったりとデメリットもあります。
本記事では単元未満株について解説いたします。
単元未満株についての3つの特徴とともに解説
単元未満株って何?
基本の取引単位に満たない株数のことを指します。
単元未満株とは取引単位に達していない株数のことを指します。
例えば、多くの企業は取引単位は100株です。
なので、120株持っていた場合は20株の部分が単元未満株です。
逆に100株単位の部分を単元株といいます。
基本的には100株単位でしか売買できないため、単元未満株を持つことはあまりありません。
しかし、勤務先で持ち株会に入っていたり、「1:1.2」などの比率で株式分割があったりすると単元未満株を所持することがあります。
詳しくは割愛。たまにあるよって認識で大丈夫です。
0.1株とかそういうのです。
単元未満株の概要をつかんだところで特徴について解説します。
単元未満株の特徴は以下の3つ。
- 議決権がない
- 株主優待券の権利がない
- 基本的には売買できない
議決権がない
単元未満株で株を持っている場合は議決権がありません。
つまり、企業の方針に意見することが出来ません。
議決権は単元株ごとに与えられるものなので、単元株が100株の場合は1票。
1,000株の場合は10票あります。
しかし単元未満株の場合は議決権がないので、企業に何か物申したい方は単元株で所持しましょう。
株主優待の権利がない
株主優待の多くは100株等単元株以上を持っている人に対して与えられます。
中には1株でも持っていれば株主優待券を出すところもありますが、基本は株主優待がないと思った方がいいでしょう。
株主優待を目当てに株式を購入する場合は目的の企業の株主優待の権利がどうやったら付与されるかをしっかり確認して株を購入しましょう。
株主優待を貰うと生活が少し豊かになります。
基本的には売買できない
基本的には単元未満株での取引はできません。
持っている場合に、証券会社に問い合わせれば売却することは可能ですが、手数料も高めに設定されているので、良い取引が出来ません。
一方で、一部の証券会社では単元未満株での売買が出来ます。
単元未満株で売買できる証券口座にはSBI証券、マネックス証券などがありますが、手数料が高めです。
また、売買が出来るとはいえ、リアルタイムでの取引が出来ません。
約定(取引が成立)するのは1日に2回です。
単元未満株で投資するメリット・デメリット
全ての証券口座でできるわけではありませんが、単元未満株で投資を行うことも可能です。
ここで、単元未満株で投資するメリットとデメリットを考えてみます。
- メリット①:少額で投資が出来る
- メリット②:リスクが低い
- デメリット①:手数料が高い
- デメリット②:指値注文が出来ない
メリット①:少額で投資が出来る
単元未満株での投資は少額で投資できるのが何よりもメリットでしょう。
例えば、トヨタ(7203)の株価が7,826円(2019年11月17日現在)です。
購入資金として単元株なら本来は782,600円必要です。
約80万円を簡単にポンッと出せないですよね。
しかし、単元未満株なら7,826円で購入することが出来ます。
約8,000円程度ならもう少し気軽に投資を始めることが出来るのではないでしょうか。
一つの企業の株を買うハードルは一気に下がります。
メリット②:リスクが低い
リスクが低いことも単元未満株で投資を行うことのメリットです。
株式投資をする以上、株価が下落するリスクがあります。
トヨタなら80万円弱で購入した株が60万円程度まで下がってしまうこともあります。
損失額で考えれば20万円です。
20万円も損を出したら辛くて株式投資辞めたくなっちゃうかも・・・
しかし、単元未満株であれば同じように株価が下落したとしても1株しか持っていなければ2,000円の損失で済みます。
2,000円の損失ならまだ挽回できるのでまた挑戦しようと思えるはずです。
また、単元株を1社分買うよりも、単元未満株を20社買うほうが分散されており、リスクを抑えることも出来ます。
当然リターンも少ないです。
デメリット①:手数料が高い
続いてデメリットです。
何よりも一番大きいデメリットは手数料が大きいことです。
SBI証券では約定代金(株の購入金額)の0.5%、最低でも50円(税別)かかります。
マネックス証券でも約定代金の0.5%、最低48円(税別)かかります。
トヨタの株を買うのに8,000円かかった場合は、最低手数料の50円(税別)がかかります。
トヨタならまだいいですが、ヤフーなど株価400円程度の企業だとしても50円(税別)の手数料がかかってしまいます。
割合で換算すると、12.5%が手数料となってしまうので非常に高額な手数料です。
金額的には50円なので、大したことがないように思うかもしれません。
しかし、取引の度に手数料がかかってしまうので、繰り返し売買をする場合はみるみるうちに投資元本が少なくなっていきます。
なので、手数料を馬鹿にしてはいけません。
なお、楽天証券では20万円の株を購入しても手数料は115円(税別)しかかかりません。
手数料で考えると単元株で売買したい。
デメリット②:指値注文が出来ない
単元未満株で投資をする場合は指値注文が出来ません。
指値注文は「トヨタの株価が7,700円のところまで下がったら買う」という買いたい価格をあらかじめ設定しておく方法で、限られた予算の中で少しでも安く買うのに便利です。
しかし、単元未満株の場合は指値注文が出来ず、成行注文しかできません。
成行注文は「トヨタの株価は大体7,800円くらいでいいのでなるべくすぐ買う」という注文です。
思いのほか高値で購入してしまうことがあるので、注意が必要です。
私は単元株でも成行注文をするタイプなので特に不自由したことはないんですけどね。
単元未満株の賢い購入工法はSBIネオモバイル証券
単元未満株での投資は今までだったらお勧めしませんでした。
事実私もやったことありませんでした。
手数料が高いのがどうしてもネックになって利益がほとんど出ないためです。
しかし、単元未満株投資で一番のデメリットである割高な手数料問題を解決したサービスが誕生しました。
それがSBIネオモバイル証券のネオモバです。
株式投資の勉強とスタートアップにはネオモバイル証券
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SBIネオモバイル証券では手数料の概念がなく、月額制で株式の売買が可能です。
しかも月の利用料はたったの200円(税別)。
月内の売買代金が50万円以下であるという条件がありますが、月に50万円分も取引出来れば、投資初心者の普通のサラリーマンなら十分です。
私も実際に利用していますが、約20社の株式を購入しても投資金額は10万円以下。
なので、利用料は200円(税別)で十分足りています。
更にお得なのが、月毎にTポイントが200円分付与される点です。
付与されたTポイントはSBIネオモバイル証券で株の購入に利用できます。
それを踏まえると実質消費税の20円分で利用できるということになります。
上手く使えば単元株を購入するより割安な手数料で単元未満株を購入できます。
数百円~数千円で株式投資を始めて投資家への一歩を踏み出すのも楽しいですよ。
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少額から資産形成を始める必要性はこちらの記事で解説しています。
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