こんにちは、トシです。
株式投資を始めるのに必要なのが証券口座を作ること。
証券口座を作る際には一般口座か特定口座を選択する必要があります。
一体何が違うのか、どちらがお得かを解説します。
先に結論を言ってしまうと、「特定口座」にして、更に「源泉徴収あり」を選択しましょう。
(当記事を読む方は初心者だと思うので強く推奨。)
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証券口座には特定口座と一般口座の2種類がある
よーし、投資を始めるぞー
証券口座を作ろう!
という感じで証券口座を作ろうとすると特定口座か一般口座を選択をする必要があります。
投資の知識がない場合は意味が分からず、以下のような疑問が浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
特定口座と一般口座って何が違うの?
特定口座と一般口座どっちにしたらいいの?
特定口座を選択しましょう。
特定口座と一般口座の違いは税金の計算です。
税金の計算を証券会社にやってもらうのが特定口座、税金の計算を自分でやるのが一般口座です。
株式投資で利益が出た場合は、利益に対して20%の税金がかかります。
10万円儲けたら、2万円は税金を支払う必要があるのです。
「株取引でいくら儲けたから税金はいくら払う」
そんな計算を証券口座がやってくれるのが特定口座ということですね。
口座の種類 | 税金の計算 |
特定口座 | 自動 |
一般口座 | 自分で行う |
簡単にまとめるとこういうことです。
なので、黙って特定口座を選択するのが吉です。
特定口座にも源泉徴収あり・源泉徴収無しがある
更に、特定口座を選択すると「源泉徴収あり」か「源泉徴収なし」かの選択をする必要があります。
今度はなに?
特定口座なら何でもいいんじゃないの?
源泉徴収ありにしましょう。
特定口座の「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の違いは税金の支払いを自動でしてくれるか自分でするかです。
源泉徴収ありの口座を作った場合、利益が確定した時点で利益分の税金の支払いが自動で行われます。
つまり、わざわざ確定申告する手間が省けるのです。
よくわからん・・・。
解説しましょう。
具体例を出します。
20万円で株を買い、30万円で売ることが出来ました。
この場合は、利益が10万円です。
30万円で売っているので本来は30万円が自分の口座にお金が入ります。
しかし、源泉徴収ありの場合は利益(10万円)の20%である2万円が差し引かれて、28万円が自分の口座に入ります。
税金の計算をしてくれるだけではなく、税金の支払いも自動でやってくれるので確定申告の手間いらずということですね。
口座の種類 | 税金の支払い |
特定口座・源泉徴収あり | 自動 |
特定口座・源泉徴収なし | 自分で行う |
まとめるとこんな感じになります。
なので、初めて証券口座を作る方は特定口座・源泉徴収ありを選択しましょう。
特定口座と一般口座の違いから見えるそれぞれのメリット・デメリット
ここからは一歩踏み込んだ内容をお伝えします。
とりあえず口座開設の選択が決まったという方はブラウザバックして大丈夫です。
話を戻して・・・
今までの話は税金の計算や支払いを自動でやってくれる方が楽なので、基本的には特定口座・源泉徴収ありにしておけばいいというものでした。
しかし、場合によっては「特定口座・源泉徴収あり」よりも他の口座の方がちょっとお得になる場合があります。
それは「1年間の株式の利益(その他雑所得含む)が20万円以下、且つその他の収入が給与所得のみ」の方の場合です。
厳密に言うと違うのですが、基本的にはこの考え方で間違いありません。
「1年間の株式の利益(その他雑所得含む)が20万円以下、且つその他の収入が給与所得のみ」という方の場合は株式の利益に対して税金を支払う必要がありません。
なんでや!税金払わんのかい!
株式の利益が20万円以下の場合はそもそも確定申告する必要がありません。
(最大でも)一人4万円の為に確定申告を強要する方が国としても手間なので、デメリットなのでしょう。
なので、18万円の利益の場合は確定申告が不要となり、まるまる18万円の利益を得ることが出来ます。
しかし一方で、「特定口座・源泉徴収あり」の場合は株式の売却時に税金が差し引かれています。
なので、18万円の利益を得た場合、3.6万円が差し引かれた14.4万円の利益しか得ることができないのです。
こういう場合には特定口座・源泉徴収ありでは他の口座の種類に比べてちょっと損をしてしまいますね。
とはいえ、配当金は一般口座だろうと、特定口座・源泉徴収なしだろうと税金が差し引かれています。
更に結局、最大でも年間4万円の得にしかなりません。(20万円以上利益が出たら結局確定申告が必要、利益の調整も手間)
株式の年間利益20万円を超える人は当然、そうでない人も諸々の手間を考えると源泉徴収ありが楽です。
ただ、仕組みを知っておいて損はありませんね。
特定口座(源泉徴収あり・源泉徴収無し)と一般口座の違いまとめ
まとめて表にするとこんな感じです。
口座の種類 | 税金の計算 | 税金の支払い |
特定口座・源泉徴収あり | 自動 | 自動 |
特定口座・源泉徴収なし | 自動 | 自分で行う |
一般口座 | 自分で行う | 自分で行う |
税金の計算や支払いを自動でやってくれる方が楽なので、初心者はとにかく特定口座・源泉徴収ありを選択しましょう。
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